- NVIDIA GPUが良いって言うけどAMDはダメなの?
- そもそもNVIDIAとAMDの違いって?
- RTXとRXって何が違うの?
ゲーミングPC購入を考えている多くの人が、こういった疑問を持っているのではないでしょうか。
そういった方向けに、この記事ではNVIDIAとAMDの違いやおすすめGPUを詳しく解説していきます。
ゲーミングPC購入の参考になれば嬉しいです!
そもそもNVIDIAとAMDって何が違うの?
NVIDIAとAMDは「GPU(グラフィックボード)」という、ゲーミングPCにおいて最も重要なPCパーツを開発しているメーカーです。
それぞれ「NVIDIA Geforceシリーズ」「AMD Radeonシリーズ」というGPUを開発しています。
まずはそんな2社の特徴をそれぞれ解説していきます。
NVIDIAの特徴や型番の読み方
NVIDIAはゲーム用GPUで有名な半導体メーカーです。

「NVIDIA Geforceシリーズ」は、現在のゲーミングPCにおけるスタンダードのようなGPUです。
高性能なGPUを開発しており、AI技術を活用したリアルなグラフィック表現や映像処理に強みを持っています。


- RTX5000シリーズ(5090、5080のみ発売済)
- RTX4000シリーズ
RTX5000シリーズは現状最高クラスのゲーム性能が、RTX4000シリーズは高い性能と省電力性が魅力で、いずれも綺麗なグラフィックや高いフレームレートでゲームをしたい人におすすめなGPUです。
対応しているか | |
---|---|
フレーム生成 AIにより中間フレームを生成する技術 | 対応 |
機能名:DLSS3、DLSS4 | |
アップスケーリング 低解像度の映像を高解像度に変換する技術 | 対応 |
機能名:DLSS | |
入力遅延低減 操作に対する反応の遅れを減らす技術 | 対応 |
機能名:NVIDIA Reflex | |
レイトレーシング リアルな映像表現を可能にする技術 | 対応 |
レイトレーシングによるリアルな映像表現や、AIを活用した映像処理技術「DLSS」など、性能だけでなく機能性の高さという面でもNVIDIAのGPUは優れています。
AMDの特徴や型番の読み方
AMDはCPUとGPUの両方を開発する半導体メーカーです。
近年はCPU、GPUともに高性能な製品をリリースしており、NVIDIAやCPUメーカーであるIntelと激しい競争を繰り広げています。

「AMD Radeonシリーズ」は、NVIDIA GPUに比べると全体的に低価格高性能なモデルが多いです


- Radeon RX6000シリーズ
- Radeon RX7000シリーズ
Radeon RX6000シリーズは1世代前のモデルですが、特にロー~ミドルの価格帯におすすめな高コスパGPUです。
Radeon RX7000シリーズは最新のRDNA3アーキテクチャを採用しており、レイトレ性能やAI処理性能が大幅に向上。NVIDIA GPUと遜色ないパフォーマンスを発揮します。
対応しているか | |
---|---|
フレーム生成 AIにより中間フレームを生成する技術 | 対応 |
機能名:FSR3、FSR4 | |
アップスケーリング 低解像度の映像を高解像度に変換する技術 | 対応 |
機能名:FSR | |
入力遅延低減 操作に対する反応の遅れを減らす技術 | 対応 |
機能名:AMD Anti-Lag | |
レイトレーシング リアルな映像表現を可能にする技術 | 対応 |
NVIDIA GPUに比べると全体的に価格の落ち着いた製品が多く、動画編集やレンダリングなどの作業を行う人や価格を重視して自作PCを組みたい人に適しています。
NVIDIAとAMDはどっちのGPUがおすすめ?
NVIDIAの強み | AMDの強み |
---|---|
ゲーム性能が高い レイトレによるリアルな映像を楽しめる 困ったときの情報収集がしやすい | コスパの優れたモデルが多い 動画編集やレンダリングに強い CPUとメーカーを統一できる |
ゲーム性能や安定性に関して大きな差はないため、基本的にはどちらを選んでも問題ありません。

通常利用で差を感じる場面はほぼありませんし、
「Radeonシリーズ」は買ったらダメ、なんてことも当然ありません。
そのうえで、「困ったときの情報収集がしやすい(初心者向き)」という理由から、当ブログではNVIDIA GPUをおすすめします。
- 最適化されたゲームが多い
- 困ったときに情報収集がしやすい
- レイトレ性能が高く、リアルな映像を楽しめる
- BTOPCだとそこまでコスパが変わらない
NVIDIA GPUは搭載した製品数や利用者数が多いため、万が一トラブルが発生した際も原因や対処法を調べやすいです。
またBTOPCはNVIDIA GPUを搭載した製品数が多い分、コスパの優れたモデルやちょうど良い構成のモデルも多数販売されています。(AMD GPUは自作PCにおすすめな一方、BTOPCではやや不遇です)
両GPUのパフォーマンスに大きな差がないからこそ、NVIDIA GPUがおすすめとなっています。
ゲーミングPCの価格帯ごとにおすすめGPUを紹介!
価格帯ごとのおすすめGPUを一部ピックアップしました。
PCの価格 | おすすめGPU | |
---|---|---|
ローエンド | 15万円以下 | RX6600 RTX3050 |
ロースペック | 15~20万円 | RTX4060 RTX4060Ti |
ミドルスペック | 20~25万円 | RTX4070 RX7800XT |
ミドルハイスペック | 25~30万円 | RTX4070Super |
ハイスペック | 30~40万円 | RTX4070Ti Super RX7900XT |
ハイエンド | 40万円以上 | RTX4080Super RX7900XTX RTX4090 RTX5090 |
それでは、これらのGPUを搭載したおすすめゲーミングPCを紹介していきます!
ローエンド:15万円以下のおすすめゲーミングPC
15万円以下の価格帯ではRX6600やRTX3050を搭載したゲーミングPCがおすすめです。
【RTX3050】NEXTGEAR JG-A7G5A
ロースペック:15~20万円のおすすめゲーミングPC
15~20万円の価格帯ではRTX4060やRTX4060Tiを搭載したゲーミングPCがおすすめです。
【RTX4060】NEXTGEAR JG-A7G60
【RTX4060Ti】LB-57X46Ti8G
【RTX4060Ti】GALLERIA RM5R-R46T
ミドルスペック:20~25万円のおすすめゲーミングPC
20~25万円の価格帯ではRTX4070やRX7800XTを搭載したゲーミングPCがおすすめです。
【RTX4070】GALLERIA XA7R-R47
【RTX4070Super】NEXTGEAR JG-A7G7S
【RX7800XT】NEXTGEAR JG-A7A8X
ミドルハイスペック:25~30万円のおすすめゲーミングPC
25~30万円の価格帯ではRTX4070Superを搭載したゲーミングPCがおすすめです。
【RTX4070Super】NEXTGEAR JG-A7G7S
【RTX4070Super】NEXTGEAR JG-A7G7S
ハイスペック:30~40万円のおすすめゲーミングPC
30~40万円の価格帯ではRTX4070Ti Superを搭載したゲーミングPCがおすすめです。
【RTX4070Ti Super】LB-78X3D47TiS
【RTX4070Ti Super】GALLERIA XA7R-R47TS
ハイエンド:40万円以上のおすすめゲーミングPC
40万円以上の価格帯ではRTX4080SuperやRTX5090を搭載したゲーミングPCがおすすめです。
【RTX5080】GK-98X3D58
【RTX5080】GALLERIA XA7R-R58
GPU選びでありがちな疑問を解消【よくある質問】
GPU選びでありがちな疑問とその回答がこちらです。
Radeonは安定しないって本当?
現行のRadeonは昔に比べて安定性は格段に向上しているため、通常利用で問題を感じることはほぼ無いと言い切れるでしょう。
そのうえで、NVIDIA GPUのほうが最適化されたゲームやソフトが多い点や情報収集が容易な点など、心理的に手を出しやすい要素が揃っているのも事実です。
Radeonの安定性が心配だという人は、NVIDIA GPUを購入することをおすすめします。
RTXとRXの違いはなに?
RTXから始まるGPUはNVIDIA、RXから始まるGPUはAMDが開発したGPUです。
RTX4000シリーズと5000シリーズはどっちがおすすめ?
RTX5000シリーズはマルチフレーム生成に対応など、RTX4000シリーズから着実な進化を遂げたGPUです。
RTX5000シリーズが全モデル発売されるまで結論を出すことはできませんが、RTX4000シリーズ以上にゲーム用途に適したGPUになる可能性は高いでしょう。


まとめ
この記事ではNVIDIAとAMDの違いを解説してきました。
NVIDIAの強み | AMDの強み |
---|---|
ゲーム性能が高い レイトレによるリアルな映像を楽しめる 困ったときの情報収集がしやすい | コスパの優れたモデルが多い 動画編集やレンダリングに強い CPUとメーカーを統一できる |
おすすめゲーミングPCも紹介しているので、PC購入を考えている人はぜひ参考にしてみてください!
以上、この記事をご覧いただきありがとうございました!
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